重役ら集めて特訓
彼は海兵隊出身らしく、あごをしゃくりながら、大声で機関銃のようにまくしたてます。
その英語には、品こそないですが、パワーを感じられます。
「その点、日本の会社には、立派なQCサークルがある」とも言いました。
しかし、欠陥品をゼロにするという、いわゆる「ゼロ・ディフェクト」=ZD理論を、彼が22年も前に打ち出した当時、これを最初に導入したのは日本のNECだったといいます。
「欠陥品は出て当然」と考えられていた時代がありました。
たとえば集積回路(IC)メーカーの場合、つい10年ほど前まで、100万個つくると、そのうち1~2万個が欠陥品になってもさして問題にされませんでした。
それが最近では、1~2千個以内になり、メーカーによっては、100個以内に近づいてきています。
それをさらに"ゼロに近い状態"にすべきというのですから、彼の主張は厳しいものです。
「クオリティーはマネジメントにあり」との信念でつくられたのが、幹部社員、重役のためのエグゼクティブ・カレッジ・プログラムです。
これは、1日びっしり8時間、まる2日間におよぶ集中講義とビデオ教育からなり、参加費はホテル代別で1人1650ドルとかなり値がはります。

